今の日本は平和で豊かです。とても素晴らしいことです。
その為、何も考えなくても、とりあえず生きていることはできます。
でも、実は、これは危険なことです。
目の前の出来事を自分の頭で考えて解釈することが必要
あなたは世の中の出来事や情報をどの様に仕入れていますか。
もし、情報源がTVだけだとして、TVを受け身に観て、TVの情報をただ信じているのであれば、もしかしたらそれは危険かもしれません。
何故なら、それは、この経済至上主義の現代の日本において、TVは無料で楽しめる娯楽だということに起因します。
何故、TVは、無料なのでしょう。それはご存知の通りスポンサーがついているからです。
では、スポンサーの意図しない情報を、TVは放送できるでしょうか。
出来ないことはありません。でも、放送しないでしょう。
何故なら、スポンサー契約を打ち切られては困るからです。
この様に、現代の日本のメディアには単なる情報発信以外の力が加わっています。
その為、都合の悪いことは放送しないという事態が発生します。TVはもちろん、TV側の都合で、いくらでも放送する内容を選ぶことが可能です。
放送しないだけならまだしも、ひょっとすると、スポンサーに都合の良い解釈に導こうとすらしているかもしれません。
もちろん、観ている人に笑いを届けて世の中を明るくしたり、有益な情報を発信したりしている部分は多分にあると思います。
しかし、それだけでは無いのです。
TVから発信される情報は、受け身の姿勢で受け取らず、能動的に取捨選択して受け取ることが必要です。
むしろ、情報を受け取るというよりは、こんな意見もあるのかと、一つの意見として認識するくらいがいいかもしれません。
東日本大震災で感じた違和感
僕は東日本大震災発生直後のTV放送で、とてつもない違和感を感じました。
福島第一原子力発電所で、原子炉が爆発したにも関わらず、TVではお偉い学者さんたちが、「問題ありません。」「安全です。」と言っているのです。
その頃まで、僕はTVを、それこそ受け身の姿勢で観ていました。
でも、その時、初めて、「ん?なんかTVでおかしなことを言っているぞ。」「何故だ。」と考える様になりました。
それまで、原子力発電所という言葉は聞いたことはありましたが、それがどんなシロモノなのか、それがどれだけ危険な物なのかを知りませんでした。
しかし、連日TVから聞こえてくる原子力、放射能、という言葉を調べてみると、「安全」とは程遠い、極めて危険な猛毒であることを知りました。
その危険な猛毒が外に出ないように分厚い鉄板で囲われた容器が爆発したのです。
そして、放射能を帯びた放射性物質が大気中に放出されたのです。
こんな事態が起こっているのに、TVでは学者が「安全です。」と言っているのです。
僕は頭がおかしくなりそうでした。
これまで、何の疑いもなく、信じていたTVが理解不能なことを言っている。どこからどう考えても現実と真逆なことを平然と言っているのです。
メディアの情報を鵜呑みにしない
あれ以来、僕はTVを観なくなりました。
正確に言えば、観ることが出来なくなりました。
もっと言うと、新聞も、話半分、参考意見程度に読む事にしています。実際に、新聞に関しては、新聞各社で同じ件について伝えていても、伝え方も違えば、結論も違います。
結局、自分の頭で考える以外ない
要するに、TVや新聞の情報を観ても、読んでも、結論は自分で出すしかないのです。
どこかで、たまたま目にした情報をそのまま信じるのは危険です。同じ内容の情報を違う言い方で言っている情報もあるからです。
日本の教育は、先生の言うことをよく聞いて、目立たず、皆んなと同じように大人しくしている子どもがいい子とされています。
これが、TVや新聞、メディアの情報を鵜呑みにしてしまう国民を作っているんだと思います。
目の前の事象を自分の目で見て、その事象に隠された意味を自分の頭を使って考えることが必要です。
この先も、今の時代のような平和で、豊かな日本が続いていくのであれば、こんなことは考えなくて良いのかもしれません。
何も考えずに、TVの言うことを信じて、TVを観て笑って、TVを観てスポーツの応援をして、それで幸せなのかもしれません。
しかし、この平和な世の中が崩れた時、そんな甘い考えでは生き残れません。
いや、この平和な世の中を崩さない為にも、今こそ自分の頭で考えて、自分の直感を信じて生きていきましょう。
この平和で、豊かな日本をみんなの「いい思考」で守りましょう。
自分の頭で考えるようになると、色々な事実が見えたり、色々な考え方があることが分かったりします。
普段の生活の中でも、これまでは何も考えずに通り過ぎてしまうようなことも、考えてみたりするようにもなります。
これは、幸せを感じる為に、自分の頭でよく考えると言う事にも繋がります。幸せは自分の頭で幸せを解釈する必要があるからです。
自分の頭で考えて、自分の直感を信じて、幸せを多く感じて生きましょう!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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