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幸せ育児(子育ての基本姿勢1)

幸せ

僕は家族が大好きです。奥さんはもちろん、子どもたちが大好きです。

そんな大好きな家族と笑顔で暮らす為に、親にとっても子どもにとっても幸せな子育てをする為に、大切にしている基本姿勢があります。

それは、子どもの人生は子どものもの。親は単に子どものサポーターであるだけという姿勢です。

いい子に育って欲しい、賢い子に育って欲しい、思いやりのある優しい子に育って欲しい、と、子供への望みは多くなってしまいます。

この望みが多ければ多い程、強ければ強い程、いつの間にか親の方が「そうなるように育てなければいけない」という思いが強くなり、親の考えを子どもに押し付ける等の間違えた方向に進んでしまいがちです。

子どもを一人の人間として尊重する(対等の関係)

子どもの人生は子どものものであり、親は単に子どものサポーターであるという観点から、子どもとの具体的な接し方の1つとして、子どもを一人の人間として尊重して接することが大切です。親自身の友人や知り合いと接するのと同じように、子どもとも接するということです。

子どもを育てて養っているのだから、親は子どもを支配できるという意識はありませんか。

子どもは親の言うこと(命令)をきくのが当たり前と言う意識はありませんか。

親は子どもには命令するのが当たり前と言う意識はありませんか。

確かに、子どもは親が衣食住を与えて育ててあげなければ生きていけません。

幼稚園(保育園)や学校にも親が行かせてあげなければ行くことが出来ません。

人間の子どもは親が面倒をみてあげないと自力で育っていくことが出来ません。

しかし、子どもを育ててあげるのは親の義務です。子どもを育ててあげているからと言って、子どもを親の支配下において縛り付けて良いわけではありません。

子どもは立派な一人の人間であり、子どもの人生は子どものものなのです。

子どもと一人の人間として尊重して接するとこんな良いことがあります。

 1)子どもの自尊心が高まる。

 2)子どもの自己肯定感が高まる。

 3)自立の準備ができる。

 4)友達のことを尊重して扱える。

分かっていてもついついキツい口調にもなってしまう

頭では分かっていても、子どもは親が面倒をみてあげなければならない場面が多くあります。

当然、親自身にも予定があり感情がある訳ですから、急いでいる時や腹の虫の居所が悪い時などは、子どもにキツい口調や命令口調になってしまうことがあります。

更に、子育てに対して真剣に取り組んでいる真面目な親御さんは特に、子どもを立派に育てる為にしつけなければいけないという責任感から、命令口調のしつけをしてしまうことがあります。

こんな時は、どうすれば良いのでしょうか。

感情に任せて思ったことをパッと口にするのではなく、一旦言葉を飲み込みます。

そして、子どもに本当に伝えたいことは何かを考えます。

考えがまとまったら、落ち着いて、伝えたいことを伝えます。

その時に、親御さん自身の素直な感情を一緒に伝えてあげるとさらに効果的です。

例えば、こんなケースです。

子どもがご飯をダラダラと遊びながら食べているとします。

我慢の限界を超えた親御さんは、「早く食べなさい!!!」と何度も声を大きくして言ってしまいます。

この時に、「早く食べなさい!!!」と大声で言いたくなる言葉を一旦グッと飲み込みます。

そして、何故「早く食べなさい」と言いたいのかを考えます。

ご飯を食べるときはご飯を食べるという一つのことに集中してもらいたい、

一つのことに集中できないと、ご飯だけでなく、勉強にも遊びにも同じように集中できないから困るよ、ということを伝えたい。

ご飯をダラダラ遊びながら食べるのはお行儀が良くない、食べ物に感謝できていないことになるし、今後外でご飯を食べる時に困るよ、ということを伝えたい。

更に、親御さんの気持ちとしては、一つのことに集中してくれたら、嬉しいと思うこと。

食べ物に感謝を感じてくれたら嬉しいという気持ち等です。

これらのことを「早く食べなさい!!!」と怒鳴る代わりに、落ち着いて伝えてあげたいのです。

本当に伝えたいことは、怒鳴っても伝わりません。家族の雰囲気も悪くなるし、怒鳴っても良いことは一つもありません。

それよりも、冷静に、子どもの目を見てきちんと伝えたいことを言葉で丁寧に伝えてあげましょう。

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